大口の叩き売り

いやあ、ごめんなさい。
東京に負けた。
いろいろやるっつって、結局なんもできなかったわ。
約束の飯も呑みもバーベキューも同窓会も一旗あげんのも、
全部うすっぺらい僕の大口叩きだったってこと。


今月いっぱいで会社やめて実家帰る。
いつぞやつぶやいていた「無職になりたい」が叶ってしまった。
このご時世に。


あーあーどうすっかなー
かっこわりーなー
これが僕の望んでたことなんかなー


まあもしかしてもしかしたら、
あと1回くらいチャンスあるかもしれないと、
そんな大口をなんとか叩くばかりです。


今はただ粛々とリセット。

THE END

上司(血筋的に次期社長)と喧嘩して、会社の不満をぶちまけて、俺の言ってることは間違ってるか?筋通ってねえか?と怒鳴ったら
「じゃあもうおまえの好きにしていいから。どこでどんな仕事をどうやってもいい。今俺の指示で入っている仕事の予定も全部しなくていいから、もう自由にやれ」
と、言われてしまった。
ほんとうに、ほとんど誇張なくこう言われた。
名実ともに、社内難民になったのだ。

今、ものすごい権限とチャンスの賽を手に、途方に暮れている。
最若手に位置するサラリーマンでありながら、独立採算社内ベンチャー社長であり、
すべての人から見放され、ひとりぼっちの窓際社員でもある。
いや、客観的に見れば、ほとんど後者で間違いない。

さもしい話かもしれないが、次期社長に暴言吐いて見限られたからには、この会社にいても到底出世はできない。零細企業にあっては、やはり血筋で経営者が選ばれるのは至極当然のことなのだ。

不況で休日出勤も当たり前の環境にありながら、むりやり有給を取って4連休にして実家に帰ってきた。
仕事がいくらでもあるのだが、先の言葉通り、すべての仕事の予定をキャンセルして良いと言われているため(上司も意地になっている)、こんな横暴が通っている。


来週、会社を辞めようと思う。
一匹狼サラリーマンとして自由と責任を手に仕事をするか、辞めるか、賽を投げなければいけない。
しかし、どうせ一匹狼もといひとりぼっちの社内難民ならば、
独立して、まさに社長になって仕事を始めても同じだし、むしろ変なしがらみもなくやっていける。
転職して、今度は次期社長には逆らわないようサラリーマンとしての生きる術を守って再チャンレンジしてもいい。


僕は、サラリーマンを失敗した。

うまい生レバとピンクのメイド

と、いうことで、ぽいん時代の同士である500番さんとひっさしぶりに連絡とりあって会うてきました。
二人でうまい飯とうまい酒を飲んできました。
開口一番、「病んだ顔をしているね」と言われました。まじか。
仕事ばっかりしているので、仕事の話をしたりした。
あと、これを機に、ぽいん時代に大変お世話になった元ヤンキーに勢いメールしてみたら、
返事がかえってきて、また今度飯を食いに行くことになった。まだ東京にいるようだ。よかった。
また昔みたいにバーベキューとかしたいね、同窓会とかやろうかなという話もした。
来月か再来月に、また飯行く予定。こうやって、これからの人生のうちの幾時間か、楽しい時間を過ごしていきたい。


そして酔ったついでにメイド喫茶にも行ってきた。
そしてメイドさんとたくさん話をしてきた。久し振りに女の子と話をした。気持ちよかった。
メイド喫茶貸切で誕生日会という壮大な計画も企ててきた。
実現できたらいいな。そのためには、昔みたいにネットでいろいろやらねばいかん。
今年で27。最後の青春、最後の無茶と、がんばっていこうかしらん。そんな気分です。
ぜひとも皆様、久しぶりにまた、ぽいんにのっかってみませんか。
仕事ばっかりでなかなか時間とれないけれど、今度こそ最後かもしらんこのときに、
僕とあなたの一生の思い出を作りたい、そんな意気込みッス。心してかかりたまえ。

Poin is Dead

あけましておめでとう。今年もやさしくよろしく。
早いもんで今年27才ですよ。びびる。なんなのこれ。
はじめてインターネットに触れたのが18才で、
ぽいんで一世風靡したのが20とか21とかでしょ。
就職したのが23のときで、今もう26。
あと半年くらいしたら27ですよ。なめてんか。


そろそろ私もアラサーとして自分の人生とはなんなのかを見つめなおし、
この先どう進めば良いのか、きちんと考え、見据えたうえで、
生きてゆかねばいかんのではないか。
このままだと気づいたときには死んでいるのではないか。



で、
傍から見たら頭のおかしいことを一生懸命やっていたぽいん時代に、
ともに生きた頭のおかしい同士のうちの一人である500番さん(!)のサイトを拝見したら私の名前があるではないか。
なになに、
「おまえは誰に断りもせず東京来てんじゃい。出すもん出すのが礼儀ちゃうんかい」
こえええええ。
「おまえと一緒にまたバーベキューやりたいんじゃい」
かわいいいい。
といった内容のことが書いてあったので、早急になんぼか包んでもっていきたいと思います。
ちなみに携帯に登録されている彼の連絡先がGメールなのだがこれで届くのだろうか。
今、午前6時でメール送ったらさすがにぶっ殺される気がする(彼は元カラーギャングです)ので、
日中、支障のなさそうな時に思い切ってメールしてみます。




それにしても、この歳になると思う。
一概には言えないけれど、
就職したら、やっぱり新しい友達とか交友関係ってのはどんどん少なくなっていって、
世の中、社内結婚が多いと聞くけど、結局会社くらいしか無くなってくるのもわかる。
そしたら、なにするかって、大学んときの友達、高校んときの友達、小・中んときの友達とかと連絡取って、
久しぶりだねと会って酒でも飲んで昔話をしたりする。
私だってそうだし、キミだってそうだろう?


でも私にはもうひとつ、ぽいんときの友達がいることに気づきました。
それは確かにインターネット越しの仮想世界だったかもしれません。
偽りの自分と偽りの他人との偽りのコミュニケーションだったかもしれません。
それでも確かに私はその時間を過ごしたし、向こう側には確かに人間がいたことを知っています。
だから同じように、久しぶりだねと会って酒でも飲んで昔話をしたりする、
そんなぽいんときの友達がいてもいいのではないか、
そんなぽいんときの友達がいたらいいな、そう思います。


過去は美化され、誇大になります。
今の私はぽいんとは少し違うかもしれません。
最近、おっぱいもいいけど尻もなかなかです。
だけどやっぱりおっぱいは好きです。
過去のぽいんの威光で東京女のおっぱいのひとつやふたつ、いったってもいいのではないか、
いけたらいいな、そう思います。


だからもし、あの頃を懐かしいなと思い出し、
いっちょ飯でも行きますかと思う人がいましたら、
いっちょでもにちょでも飯行きましょう。
仕事仕事で土日もないことも多いのだけど、
東京ひとりコンビニで飯買って部屋で食べてるときも多いので、
それならキミとどこかうまい店でも行ってうまい酒を飲んで、他愛もない話をしたいです。
なんなら同窓会でもひらこうか、それもいいかもしれないね。

心の保養を

なんだかんだで東京にきて半年以上がたった。あっという間に。上京当初目論んでいた仕事はほぼ頓挫して、一時は尻尾まいて逃げ帰るor無職の様相であったけれど、今はまた別の気色の仕事でしぶとく生きている。同窓会の手紙が届いたり、久しぶりの名前の着信から友人がレンタルビデオ屋の店長になってたり(もちろん名前の後ろに「店長」と付け加えて登録しなおした)、これまた久しぶりの名前の着信からマルチ商法もといネットワークビジネスをやらないかお前のためを思って言ってるんだ俺は手取り30万以上だと心配して頂いたり、日々着々と時間は過ぎ変化しているのだなと感じています。私も負けちゃいられないとばかり秋葉原に出向いてはメイドさんにスパゲティをまぜまぜしてもらったりアイスカフェラテにガムシロップを入れてもらってストローでまぜまぜしてもらったりしています。座っただけで700円というセレブ御用達カフェ(皆「ご主人様」と呼ばれていたし、メイドさんに写真を撮らせてやったうえに500円払っている方もいた)に出入りするようになった私も、昔とは少しかわったように見えるのだろうか。もしそう見えているとしたら、それは何も私が成長したとか大人の男になったとかそういうことでは決してなく、ただ少し疲れているだけ。ほんと、最近なにやってんのか自分でもわけわかんねーなにも考えたくねー癒されてえー

カバンカッテクダサイヨー

自分よりも幾許か若い娘さんとショッピングなぞしていたところ「あーこのバッグかわいいー。フリンジ今流行ってるしー。」という不可解な言葉を使われたので、はてこれは若者特有のこまっしゃくれた造語か何かかと思うて、瞬間「いいねえーこの手触りがー」とフリンジ=ベロア的な解釈でまあまず間違ってないだろうとバッグを触りかけようとしたが、いや待てよ、ここは素直に聞いてみよう、わからないものはわからないのだ、自分は四捨五入して30になるおっさんだから、わからなくても決して恥ではないのだと、「はて?ふりんじ?」という顔をした。したところ、フリンジってのは結局、房みたいな飾りの細長いのが幾本もふぁっさーなってるもののことだったので、僕はここぞとばかりに「スターやね」と言ってやったらスルーされた。僕のスターやねは空中にむなしく舞った。
四捨五入して30にもなるおっさんは恥も外聞もなくスターとは錦野あきらのことであり、錦野あきらが腕のところにつけていたあの細長い房の衣装のことだという解説をここで皆様にはしておいて話を先にすすめると、その娘がその後ひとしきりバッグを物色したところで「やっぱりあのバッグが良いかなあ」と、そのフリンジのついたバッグのことを言ったので、ちょい声張り目で「あのスターのやつね」ともう1回チャレンジしたった。少しの沈黙の後、「んんー・・・」みたいなリアクションだったので重ねて「スターのやつやろ」と言ったところ、「んんースターついとったっけ」とそれはそれは小さく、どことなく優しさの混じった声で返ってきた。彼女の方が随分と大人だった。僕は小さく「う、うん・・・」と呟いた。
それから15分後くらいに「あっ!スターわかった!」と今日一のテンションを見せてくれたのだけど、30のおっさんは自分を恥じていた。